2023.12.18

マルイキットセンターが 障がい者雇用の優良事業主に認定 -厚生労働省の「もにす認定」を取得-

株式会社丸井グループ(本社:東京都中野区、代表取締役社長:青井 浩)の特例子会社で、障がい者雇用の推進を担う株式会社マルイキットセンター(本社埼玉県戸田市、代表取締役社長:戸井田 敦子)は、障がい者雇用の促進および雇用の安定に関する取り組みの実施状況などが優良な事業主として、 2023年11月に「もにす認定」を受けました。

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■ 「もにす認定制度」 とは

厚生労働大臣が障がい者の雇用の促進や安定に関する取り組みなどが優良な中小企業主を認定する 制度です。この認定制度により、認定企業が障がい者雇用における身近なロールモデルとして認知 されることで、地域における障がい者雇用の取り組みの一層の推進が期待されます。
「もにす」は、共に進む(ともにすすむ)という言葉に由来し、企業と障がいのある方が共に明るい未来や社会に進んでいくことを期待して名付けられています。

■ 丸井グループおよびマルイキットセンターの取り組み

当社グループは、年齢や性別、障がいの有無にかかわらず、すべての人が「しあわせ」を感じられる、インクルーシブな社会の実現に向け、さまざまな取り組みを進めております。
丸井グループのグループ特例子会社であるマルイキットセンターは、「障がいのある方々が働く特別な 会社」ではなく、「さまざまな個性が集まり、お互いを理解し、共に成長する会社」として、障がいの ある方々の雇用促進と、グループ内はもとより社会全体の「DE&I」推進をめざしております。
今回、「定着支援に向けた取り組み」と「DE&Iの理解・醸成に向けた体験と共創の場の提供」の2つについて、高く評価していただきました。

「定着支援に向けた取り組み」

障がいのある社員(以下:メンバー)がイキイキとモチベーション高く働き、個々の特性を活かして パフォーマンスを発揮し続けられるよう、「本人の成長や自立に向けた取り組み」「Well-beingの推進」「合理的配慮の促進」の3つの軸で、さまざまな工夫・改善を進めております。

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① 「本人の成長や自立に向けた取り組み」
・「成長支援シート」の運用
メンバーの「できること」「できないこと」を可視化するツールです。メンバーをサポートするスタッフ(以下: サポートスタッフ)と本人が「勤務態度」と「仕事の質」の2軸で目標を設定、目標に対してメンバーは努力し、 サポートスタッフは継続的にサポートすることでお互いが成長し、チーム力のアップにつなげることを目的としています。

・「自己申告書」の活用
メンバーが今後チャレンジしてみたい業務や自身の環境変化などを申告する仕組みです。サポートスタッフが一人ひとりの意思を確認し「何ができるか?」ではなく「どうしたらできるか?」を検証することで、新たな業務へのチャレンジにつなげています。

・「リーダー育成&フォローアッププログラム」の導入
リーダーをめざす人材の中長期的なキャリア形成を進めています。同僚への指導や他部署との交渉を担える人材を育てるべく、それぞれ1年かけて行う「リーダー育成プログラム」「フォローアッププログラム」を導入。現在4つの担当ごとにメンバーがリーダーとして配置され、サポートスタッフと連携し活躍しています。

② 「Well-beingの推進」(「イキイキアンケート」の実施)
仕事への満足度や人間関係、生活などに関するアンケートを年2回実施することで、一人ひとりの変化の状況を継続的に時系列で把握。個人やチームを対象とした改善のアクションにつなげています。

③ 「合理的配慮の促進」
・「小さな配慮・業務改善」の取り組み
各担当別に実施した業務改善を、定期的に全サポートスタッフで共有。事例はメンバーの個性・特性と照らし 合わせ、合理的配慮として取り入れられることは各担当にてすぐに改善を図っています。

・「情報保障」の意識向上
わかりやすい障がい特性の括りにとどまらず、メンバー一人ひとりに合わせた伝達の工夫が重要と考えています。「情報の本質が正しく伝わり理解につなげる」ことを旨として相手の特性に寄り添うことを心がけ、日々の コミュニケーションから工夫して取り組むことで、意識向上につなげています。

「DE&Iの理解・醸成に向けた体験と共創の場の提供」

グループ社員に向けて、1日体験型の集合研修を企画・開催。単なる見学ではなく、業務体験や メンバーとの対話、研修での気づきの共有や将来を見据えた意見交換を行うグループワークなどで、「DE&I」のあるべき姿についてあらためて 考える場となっています。

monisu_3.png集合研修の様子