働き方
2023.11.24

ベテラン社員座談会を開催!世代を超えた「丸井のDNA」とは

丸井グループでは定年退職年齢である60歳を迎えたあとも、それまでに培ってきた経験やノウハウ、スキルを活かして働いていただけるよう、希望する方と65歳まで再雇用契約を結んでいます。 今回は、定年後も営業の最前線でイキイキと活躍するベテラン社員の座談会を開催!お客さま、お取引先さま、そして仲間のしあわせのために進化し続けるそのワケに迫ります。

目次

    1980年代に入社し、「ヤングのマルイ」「ファッションのマルイ」としてバブル期に大流行した時代を経て、世の中の変化と共にビジネスモデルの進化を経験し、現在は再雇用としてフィンテックを活用したサービスの営業を担うベテラン社員に集まっていただきました。

    変化するビジネスモデルと普遍的な想い

    ―早速ですが、長きにわたり丸井グループの変革の歴史を経験されてきた大先輩に、丸井グループのあれこれお聞きしたいと思います!
    皆さんは1980年代入社とのことですが、丸井グループが今と昔で「ここが変わった!」逆に「ここは変わらない!」と感じることは何でしょうか?

    変わったと感じることは、ビジネスモデルが変わり事業領域が大きくなったことですね。私が入社した当時の丸井のカード(赤いカード)はいわゆるハウスカードですからマルイ以外で使えませんでしたが、Visaカードとの提携によってBtoC中心からBtoBまで事業領域が急速に拡大して、社員に求められるスキルも変化しました。

    丸井グループは時代の流れと共に、ファッション、フィンテック、未来投資といったビジネスモデルだけでなく、人事制度や企業風土など数々の変革をしてきたと思います。その中でも昔から変わらないものは、ステークホルダーを含むお客さま最優先の視点です。こういう言い方をするときれいにまとまり過ぎかも知れませんが、まさしく『お客さまのお役に立つために進化し続ける』という丸井グループの経営理念が私たちの根底に流れているように思います。常にお客さまニーズを探り、どうやったら実現させることができるかを考えることが身に付いているので、そのスタンスは事業領域が広がっても同じだと思います。

    相手のニーズを探って、すぐ仮説たてちゃうのが長年身についたクセなんですよね(笑)。

    ―ビジネスモデルや組織風土の変革の話題が出ましたが、年齢や経験を重ねてから新しいことを始めるのってなかなか簡単ではないと思うのですが、いかがでしたか?

    私は小売に長く携わってきましたが、50代になったころフィンテック事業であるエポスカードへの異動内示が出た時には、はっきり言ってショックでした。「まいったな。これから先どうしようか」と頭を抱えていたのですが、実際に業務が始まると共通することがありました。接客も営業も、やっぱり人と人のつながりなんですよね。結局のところベースは変わっても、営業職であることには変わりない。そこがブレなければ、知識としては全然違うことを覚えなければいけませんが、案外すんなり入っていくことができました。

    私も商業施設の運営や広告事業を行うエイムクリエイツにいた時に、金子さんと同じことを感じていました。大手の不動産会社、もしくは外資系のファンドとやり取りをする中で、シビアな商談であっても面と向かって「対、お客さま」というスタンスでやることで先方にも想いが伝わると感じました。そういったことが小売で培った「丸井のDNA」として身に付いていて、今も世代を超えて丸井グループの強みになっているのではないかと思っています。

    若手時代に経験したフロー体験

    「丸井のDNA」いいですね。
    皆さんは新卒で入社されて以来約40年にわたり丸井グループに在籍されていますが、正直転職など考えたりしなかったですか?どうしてこの会社で長く働いているのでしょうか?

    仕事に夢中になれたからですね。30歳前後の一番転職を考えるような時期に、携わっていた仕事にかなり集中して取り組んでいました。当時はかなりハードワークでもありましたが充実感も非常に高く、「転職する」という考え自体が当時の自分にはなかったですね。

    ―今でいう「フロー状態」ということでしょうか?

    そうだと思います。ここにいる3人とも同じだと思いますが、そのころはとにかく仕事に夢中になっていました。それに丸井が好きだったということもあります。「何とかして会社を良くしたい」「お客さまに喜んでもらえるものを提供して業績を上げたい」と思って夢中になれていたことが、自分にとって長く働き続ける理由です。とはいえ、プライベートの時間もなく働き続けていたかというとそうではなく、就業時間が近づくと「さぁ行くか」と、仲間とよく飲みに行って気分の切り替えをしていました。

    私の一番の理由は、年齢的に早い段階で責任を持たせてくれたことです。当時は今より全体的に若い会社でしたが、28歳の時に店舗の販促の責任者、33歳で店舗運営のフロア責任者になりました。どちらも責任が重く成果に対するプレッシャーもありましたが、「好きにやっていいよ」と裁量権を与えてもらったことで、やりがいを感じていました。

    私は「人」です。入社したきっかけも、採用を通じて出会った方々が決め手でしたし、人事異動でさまざまな方と仕事をする中で、自分にないものを気づかされることも多かったと思います。また、職種変更をはじめこれまでに30回近く人事異動を経験しましたが、その中で「自分には無理だろう」と思ったことが、実はそうではなかったり、やってみるとやりがいを感じられたりすることも多くありました。

    職変あるあるだよね(笑)。

    全然うまくいかないこともありましたけど(笑)、そういった時もまた異動をきっかけに次のチャレンジにつながったと思います。会社がちゃんと見てくれているなって感じました。長く同じ業務に携わり専門性を高めるといった企業も多いと思いますが、私の場合は人事異動によって成長するきっかけをたくさんもらいました。

    実は再雇用契約をする前に、ハローワークに行ったりしてプチ就職活動したんです。でも、最終的には丸井グループでお世話になることに決めました。やっぱり『人が好き、営業が好き、丸井が好き』なんだと思います。

    年齢やキャリアにとらわれない

    ―さまざまな経験を通してご自身の成長を実感できたり、何かにチャレンジすることでプレッシャー以上に得られる充実感があったということですね。
    では次に、丸井グループは年齢やキャリアに関係なくすべての人が活躍できる環境づくりに取り組んでいますが、それによって生まれる「年下の上司」や「年上の部下」について正直どう感じますか?

    自分自身が管理職になってからは、多数の「年上の部下」と一緒に仕事をしてきました。当時は未熟な自分にアドバイスをいただき助けていただいたり、ズバリ本音の意見を言っていただいたり大変勉強になりました。

    丸井グループは私が入社したころにはすでに年功序列の習慣がなかったので、正直年齢に関してはあまり気にしたことがないですね。逆に年下の上司に気を遣わせ過ぎないよう気をつけるようにしています。

    今は再雇用の立場として相手(上司)に気遣いをいただき大変感謝しています。先輩たちに気を遣って大変だなといつも思っています。私のスタンスは、運動クラブで言えばOBとしてクラブに所属させていただき、少しでも実績に貢献すること、チーム力アップを裏方として支援することが自分の役割だと思ってチームメンバーと一緒に業務を行っています。上司との関係は良好だと思います。相手はわかりませんが(笑)。

    ―丸井グループは上司も部下も関係なく、役職ではなく「○○さん」と呼ぶ習慣がありますが、そういったことも良い雰囲気づくりにつながっているのかもしれませんね。
    最後に、定年を迎えてもなお活躍される皆さんがこれからやりたいことを教えてください。

    何者でもないただの学生から社会人として一人前になるまで、この会社に育ててもらったと思っているので、残りの丸井人生は恩返しがしたいです。定年して再雇用になり、管理職から離れたことで、良い意味でも緊張感から解放されたのでいつも穏やかで、ニコニコしている、そんな好々爺になりたいです。

    お客さまニーズに応えるということをずっとやってきたので、これからも誰かのお役に立つことがしたいと思い、自分には何ができるか考えているところです。例えば、子どもに何かスポーツを教えるとか、人の成長にかかわることができないかと思っています。

    今までやってきたことを活かして何ができるか、今ちょうど考えているところです。「向き不向きより前向き」という言葉がありますが、フリーになったら今よりも時間ができるので、いろんなことに挑戦したいですね。

    ―丸井グループの社内表彰でも皆さんの所属されているチームが表彰されていましたし、イキイキと活躍している皆さんの姿は、間違いなくこれから先、第二の人生を考える40代、50代の世代にとって良い影響を与えていると思います! 

    イキイキしているかは本人からしたらわからないけどね(笑)。

    還暦を過ぎてもあの人たちのように元気に楽しく過ごしたいと思ってもらえればうれしいですね。

    同世代のベテラン社員が集まった座談会は、終始和やかな雰囲気でワイワイと会話が弾みました。
    この座談会を通して、人と人のつながりを大切に、お客さまのしあわせのためにできることを考え行動する。そしてその行動が成長につながる。このような「丸井のDNA」が社員のモチベーションを継続し、世代を超えて丸井グループのさまざまな事業領域に継承されていると感じました。

    丸井グループでは、定年退職を迎えられた方の内およそ9割が再雇用契約を希望し、現在も約540名のベテラン社員が丸井グループ各社で活躍しています。
    さまざまな取り組みを通してこれからも、多様な人材がイキイキと活躍できる会社をめざしてまいります。

    タグ
    この記事をシェア