働き方
2023.4.18

多様なキャリアを活かして活躍する
マネジメント職をご紹介

丸井グループは「多様性」を活かす組織づくりを進めており、その一環としてマネジメント職には年代、性別だけでなくさまざまなキャリアをもつ人材が登用されています。
今回はマネジメント職の中から、3年以内に昇格をした方々に、キャリアの中で印象的だったエピソードやそれまでの働き方との違いなどをお話いただきました。

目次

    いろいろな能力を持つ仲間と出会いによって成長できた

    まず初めにご紹介するのは、長きにわたりマルイの店舗で活躍され、同時に店での出会いをきっかけに現在はダイバーシティの個人活動家としても精力的に活動中の北千住マルイ 店次長の須藤 修二さんです。

    北千住マルイ 店次長 須藤 修二さん

    大学卒業後、金融業界・アパレル業界を経て2006年に中途採用で上野店に入社し、メンズアパレルブランド事業を経験。その後も、メンズ雑貨、メンズアパレルを長年担当。LGBTの就活生応援イベント「LGBT就活」や、「みんなのフィッティングルーム」など、サステナブルなセレクトショップを実装。2022年4月にマネジメント職に昇格し現職。

    2022年4月にマネジメント職に昇進し、現在は北千住マルイにて店次長として仕事をしています。
    130名の社員、2,500名超のテナントさま、スタッフの皆さんと、地域のお役に立ち、Well-beingにつながる店舗をめざして奮闘する毎日です。仲間の成長の後押しや、イベントの開発、自治体や地元企業との連携強化にもトライしています。

    入社以来、所属した各店にてすばらしい先輩方に出会いました。その中でも、やはり店長の存在は自身の成長に強く影響しています。館の責任者である店長の方々の考え方、実にさまざまなご指導が、私の丸井人生を育ててくださいました。「なぜ?」「何のため?」を考えること、会社の方向性を理解し、それに沿う仕事をし、さらに成果につなげる目線、そして学びを続けること。また、自分のためでなく、誰かのために走ること。テナントファーストの姿勢や、感謝を忘れないこと。これまでお世話になった店長の存在があったから今にいたりました。会社の方向性や、チームづくりなど温かくも時に厳しく(笑)していただけ、「自分も店長になりたい!」と考えるようになりました。

    そんな中でキャリアアップにつながった一番の要因は、やはりいろいろな能力を持つ仲間と出会えたことです。社外でダイバーシティの活動を共にしている仲間たちと、年齢や職業を超えて行動や対話をくり返すことが、自身の成長に大きくつながりました。現在もさらに越境して仲間を増やして、自身の力に変えています。

    自分の価値観を整理することで自信につながった

    2人目は、二度の産休・育休を経て復職後、フィンテックの成長戦略の立案を担うエポスカード 事業企画部 カード戦略担当 荒木 聖子さんです。

    エポスカード 事業企画部 カード戦略担当 荒木 聖子さん

    2004年に丸井グループの、商業施設や広告事業を手がけるエイムクリエイツに入社し、広告部門で社外のクライアントを担当。その後、丸井の広告部門を経て、2006年にプライベートブランドでの「ラクチン」シリーズの立ち上げに携わったことがきっかけで「お客さまのニーズを理解しお応えする力をつけたい」と強く思うようになる。手挙げによってニーズ商品開発課へ異動。お客さまとの共創による商品開発に携わり、その後はお客さまとの店づくりの共創、スタートアップ企業との新規事業の立ち上げ、丸井グループの経営企画部、カスタマーサクセス部を経験し現職。2度の産休・育休を経験。

    2022年4月よりエポスカード 事業企画部 カード戦略担当の課長を務めています。エポスカードの成長戦略の立案を行っています。またゴールド・プラチナカードの主幹部署でもあり、予実管理や会員・利用拡大に向けた取り組みも行っています。

    子どもが生まれてから短時間勤務になったことで、就業時間内の時間配分に苦戦したり、終業後に走って保育園に子どもたちをお迎えに行き、翌朝まで家事・育児に追われていたことから、自己啓発などの時間の捻出に悩んだりしていました。
    そんな時、Facebookで当社の社外取締役である岡島さんが発信されていた「意思決定時の判断軸の明確化」という発信に共感し、実践してみました。自分の価値観を以下の3つに整理することで、判断軸の解像度を高めるというワークです。
    ①好きなこと/大切にしたいこと
    ②捨てられること
    ③迷うもの
    これのおかげで、「何を優先するべきか」の選択に迫られた際の判断のスピードが上がり、またその判断に自信が持てるようになりました。これはいろいろなことに応用できるのでおすすめです。

    メンバーの強みを理解し、その力を引き出す環境を整える

    最後は、デザイン会社で国内唯一の上場企業である(株)グッドパッチと丸井グループのジョイントベンチャーとして立ち上がった(株)Mutureで、執行役員を務める田邊 亜矢さんです。

    (株)Muture 執行役員 田邊 亜矢さん

    2012年入社、上野マルイに配属。その後、10年間で8度の異動を経験し、うち職種変更が6回。グループ5社(丸井・エポスカード ・エムアンドシーシステム・丸井グループ・Muture)を経験。2020年からは経営企画部に在籍し、中期経営計画の策定を担当。その後、カスタマーサクセス部でデジタル人材の育成について検討し、Mutureの創業準備を担当。2022年にマネジメント職へ昇格し、Mutureに出向。

    UX(ユーザーエクスペリエンス)をはじめ、デザインの先進企業である株式会社グッドパッチと丸井グループの合弁会社 Mutureに、出向という形で所属しています。丸井グループ各事業へのクライアントワークを通じて、事業・サービス・プロダクト・組織変革に関するDX支援を行っています。
    私の担当業務は、プロジェクトマネージャーとしてのフィンテック事業におけるDX支援ですが、執行役員としての経営業務も担っています。メンバーが自分らしく安心して業務が行えるオンボーディング(新人研修)や各種準備など、メンバーが自分らしさを保ちながら事業でバリューを発揮するための体験構築を行っています。

    私はこれまでの経験の中で異動が多く、強い専門性を持っているわけではないので、自分より高い専門性を持つメンバーが多い中で、どうやって会社やチームに貢献するかということは常に悩みながら仕事しています。今は各メンバーの強みを理解しながら、いかにその力を引き出す環境を整えられるかということを大切にしています。それはまさに自分が仕事や人生において取り組みたいテーマだったので、形にしていくプロセスも楽しんでいます。

    また、自分の苦手や弱さを認識し、適切に自己開示することも大切にしています。リーダーといえど自分一人では何もできません。無理に良く見せるよりも、できないことや助けてほしいことと誠実にお伝えすることでメンバーの力を借りています。

    丸井グループでは社員の成長を促すことなどを目的に、グループ間のまったく異なる職種・職場に異動し、新たな業務にチャレンジする「職種変更(職変)」制度を設けています。
    職変によって得た幅広い経験は、チームに多様性を生み、また、今回紹介した3名の社員のように多様なキャリアをもつ人材がチームマネジメントを担うことで、組織に新たなイノベーションをもたらしています。