働き方
2024.4.13

カラフルキャリア ~これが私の原動力~#04「お客さまの笑顔と共感の声」

丸井グループでは「お客さまのお役に立つために進化し続ける」「人の成長=企業の成長」を経営理念に掲げ、人的資本経営に取り組んでいます。手挙げ制による自主的な学びの場への参加やグループ間職種変更など、多くの社員がさまざまな経験をそれぞれのキャリアに役立てて活躍しています。 連載「カラフルキャリア~これが私の原動力~」では、多様なキャリアで活躍する社員に注目し、その原動力をひも解いていきます。今回は、昨年入社し有楽町マルイで営業担当として販促業務を担当する西村真由さんにお話を聞いてきました。

目次

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    働くことを通じて社会課題解決に貢献したい


    ──西村さんは昨年4月に丸井グループに入社されましたが、入社の決め手は何だったんでしょうか?
    高校生のころに社会課題解決に興味を持ち始めて、そこから高校、大学とおもにその分野について学んできました。学生のころはインプットが中心だったんですけど、いざ自分が社会人になると世の中にアウトプットする側の立場になるので、働くことを通じて社会課題解決に貢献できる企業に就職したいと思うようになりました。
    いろいろと調べていく中で、「エシカル就活(現在のBaseMe)」というサービスを知り、そこで丸井グループと出会いました。就活を通じて先輩社員の皆さんの「人の良さ」なども感じましたが、やはりビジネスを通じた社会課題解決に本気で立ち向かうという考え方に共感して入社を決めました。

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    ポジティブな理由でサステナブルな選択を

    ──高校生のころから社会課題に関心があったということですが、何かきっかけがあったんでしょうか?
    英語を学びたいと思って、高校からインターナショナルスクールに入学したことがきっかけです。
    生徒の3分の2が帰国子女で、欧米出身の友人の多くはサステナブルに対する意識が高く、国際的なニュースに関心を持っていることが当たり前でした。
    日常会話の中でも「エネルギー問題がさぁ...」などの話題がでてくるのを聞いて、「どうしよう。私は何も知らない!ちゃんと考えなきゃ」と正直焦りました。そこからいろいろと調べていくことで徐々に興味がわいてきたという感じです。

    ──ご友人から受けた影響がきっかけになったんですね!
    そうですね。例えば、マイボトルを使っている子も多かったんですけど、ペットボトルがダメということではなく「こっちの方がスマートだよね!」みたいに、ポジティブな理由でサステナブルな選択をしているところがかっこいいなと感じていました!

    その後、手挙げで参加した高校の課外授業で、環境先進国と言われているヨーローッパへ行き、実際に現地で行われている政策を学んだり、フィールドワークにも行きました!ヨーローッパで学んだことを日本の地方自治体に落とし込んで、私が通っていた高校がある京田辺市へ政策を提言したことで、さらに関心を強く持つようになったと思います。 

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    (1枚目)ドイツ フライブルク エコタウン写真
    (2枚目)ノーマイカーがこの町の基本で電車などの公共交通機関か車を利用する際はカーシェアリングを利用します

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    (1枚目)環境政策を学ぶためにドイツに入った際の写真  
    (2枚目)京田辺市に提言を行った際の写真です。最終的には高校でフードバンク実現につなげました (左から2番目)

    サービスやプロダクトの先にあるお客さまを実感

    ──そんな西村さんの現在のお仕事を教えてください。
    有楽町マルイで営業担当として、おもに店舗の販促業務を担当しています。
    もともとはD2Cや共創投資などの事業に興味があったのですが、入社して半年間の店舗でのOJTの中で「N・E・Oフェス」や「サステナブルフェス」など、店舗で開催したイベントで実際に店頭に立ってお客さまと直接お話しさせていただいたことで、私たちが提供するサービスやプロダクトの先にあるお客さまを感じることができました。
    サステナブルって形のないものでなかなか体感できることではありませんでしたが、実際に来店されるお客さまのお顔を見られて、お声を聞ける現場ってすてきだなって思って、営業担当を希望しました。

    ──入社して1年が経ちましたが、この1年間で感じたうれしかったことはありましたか?
    サステナブルに関連する業務に常に携わっているわけではないのですが、有楽町マルイで行った「N・E・Oフェス」や運営として携わった「脱プラフェス」の時には、サステナブルなサービスやプロダクトをつくっている企業の方と直接お話をさせていただく機会がありました。
    社会人として、ビジネスを通じた社会貢献に取り組めているんだなと感じて、とてもうれしかったです。

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       (1枚目)有楽町マルイ入店式の様子。同店同期7名で配属になりました。(前列右から3番目)
    (2枚目)有楽町の同期でディズニーランドに行った際のお写真です(右から1番目)


    ──「脱プラフェス」はこの指とーまれ!でも取材させていただきました!環境問題をポジティブに解決してくためのヒントがたくさんあってとてもおもしろかったです。
    6つのテナントさまにご出店いただいたのですが、どのテナントもそれぞれ違う切り口から脱プラやサステナブルに配慮した商品を取り扱っていて見ていておもしろかったですし、ご来店いただいたお客さまもサステナブルに興味がある方が多く、お客さまとスタッフ、お客さま同士など、新たなサステナブルなコミュニティが生まれている様子も見れて、良い経験をさせていただきました!

    ──逆に、この1年で感じた壁や難しいなと感じたことはありますか?
    やはり「インパクトと利益の両立」に関しては、難しいと感じることも多く、悩みや葛藤もありました。しかし、ビジネスとして社会課題解決に取り組む以上、売上やカードなど「利益」とサービスを通じた社会課題の解決は必ずセットでついてくるものなので、店舗においてこのことを早くに経験できたことは自分にとって大きいと思います。


    私の原動力「お客さまの笑顔と共感の声」

    ──継続的に社会課題解決に取り組むには、やはりビジネスとして利益を生みだすことが大切ですよね。では、最後に西村さんにとって働く原動力は何でしょうか?
    いろいろ考えていたんですけど、やっぱり私は来店されるお客さまの笑顔や、「あの商品とっても気に入ったよ」「あのイベントとっても良かった」などの声です。
    あとは私が取り組んでいることや大切にしている想いに共感してくれる方がいることで、「この取り組みやってきて良かった!」と感じます。

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    ──これからチャレンジしてみたいことはありますか?
    サステナブルってすごく難しい部分があって、あまり大々的に謳ってしまうと「私には関係ない」「そんな興味ないし」と言われてしまうことがあるというのはこの分野に長く携わってきた中で感じている課題です。なので、サービスやプロダクト自体に魅力があって、「実はサステナブルにつながっていた」というような自然な出会いをつくっていけたらいいなと思っています。
    店舗での販促やプロジェクトを通じて、丸井グループとして発信していけたら良いですね。

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