好きを応援
2025.6.5

就活生が自分の「好き」を活かして働く先輩社員にインタビューしてみた!

丸井グループでは、インパクトの実現に向けて「一人ひとりの『好き』を応援するビジネス」に取り組んでいます。近年では、お客さまの「好き」を応援するビジネスに、社員の「好き」を活かす取り組みが広がっています。 そんな中、「『好き』を仕事にするって、実際どういうことなんだろう?」という疑問を持った長期インターン生が、実際に「好き」を仕事にしている社員2名にインタビューしました!部署も事業内容も異なる2人が、それぞれの「好き」をどのように仕事に活かしているのか。原点ややりがいをうかがいました。

目次

    インタビューするおふたりのプロフィール

    自らの「好き」を追求することで、誰かの「好き」も応援できる

    お二人が仕事にされている、ご自身の「好き」について教えてください!

    高校生の時に、周りに感化されて始めた「メイク」です。メイクに触れていくうちに、メイクはただ着飾るだけじゃなくて、内面にも力をくれるんだって気づいたんです。中学生くらいまではかなり引っ込み思案だったのですが、メイクのおかげでいろんなことに挑戦しようと思えるようになりました。今は、「お客さまにも人生の中で何か彩りを見つけてもらえたら」という気持ちで、おすすめの商品をご紹介しています。メイクのおかげで外出してみようと思っていただけるなど、お客さまが前向きな気持ちなるきっかけづくりにかかわれる喜びが仕事の原動力になっています。

    僕は、アニメ自体も好きですが、それ以上に「"アニメが好きな人"たちを応援すること」に強い魅力を感じていて。
    入社1年目のに、日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット(通称:コミケ)」の運営にかかわる機会がありました。その現場で、お客さまが、販売されているグッズやコスプレ衣装に込めている熱い想いに触れて、「アニメって、ここまで人の感情を動かすんだ」と強く感じました。
    好きな作品の世界観をリアルイベントとして形にすることのおもしろさ、そしてそこに集まる人たちの熱量に、ビジネスとしての可能性を感じたのがきっかけです。

    当時のコミックマーケットの実際のお写真

    どうやってご自身の「好き」をお仕事にされたのですか?

    もともとファッションが好きで、入社時はアパレルのバイヤーを志望していました。ただ、1年目にコミケの運営に携わった経験から、「アニメの現場でもっと深くお客さまの『好き』に触れたい」という気持ちが強くなり、社内の職種変更異動を利用して、アニメやコンテンツにかかわる部署への異動を希望しました。
    「ファッションが好き」という気持ちで入社しましたが、それが「アニメが好きな人を応援するのが『好き』」に変わっただけで、好きなことを仕事にしているということは変わってないと思っていて。「好き」が自分の中の一つの軸としてある気がします。

    私は、大学時代に旧渋谷マルイで出会った韓国コスメのイベントが転機でした。ブランドの世界観を感じながら、商品を一気に試せる体験がとても新鮮で、「こんなワクワクする空間を自分でもつくってみたい」と思うようになりました。その後、丸井グループに入社し、新入社員研修の一環で、韓国コスメのイベントに1週間限定で接客応援として入らせてもらったんですが、実際にお客さまと接して「この場所でコスメの魅力をもっと伝えたい」と強く感じ、お願いして応援期間を延長してもらいました(笑)。その後も、イベントへの接客応援や、マルイの通販サイトのUI改善など、積極的にさまざまな業務に手を挙げてかかわる中で、「コスメが好き」という気持ちを伝え続けてきたことで、現在のKコスメ担当に配属されました。

    「好き」が仕事になる場所ならではの話

    好きなことを仕事にする中で楽しいと思うことや、逆に難しいと感じたことはありますか?

    やっぱり、毎日好きなコスメに触れながら働けるのは本当にしあわせです。自分が心からおすすめした商品を、お客さまが気に入ってくださった時のうれしさは、何にも代えがたいです。売上という数字にもつながるのでやりがいも大きいです。ただ、目標を達成しようとするあまり「売れている商品だから推す」といった提案になってしまうこともあり、本来伝えたかった魅力、例えば「どうしてこの商品がお客さまにご支持いただいているか?」の理解が浅いままになるような時もあります。そうなると、自分たちの熱量が伝わらず、結果として数字にも表れてしまうんですよね。だから、私たちは「コスメが好き」という気持ちと、「お客さまの目線」の両方を大切にしながら仕事をしています。

    難しい点でいうと、企画の中で自分がそこまで詳しくない作品を担当することもあるので戸惑うこともあります。ただ、そんなときこそチームに頼ることが大切ですね。
    自部署はアニメやコンテンツが好きな社員が多いので、部署内で知見を共有しながら補い合って企画を進めています。このように、チームプレーで仕事を進めることを意識するように心がけています

    各々の「好き」が活かされる部署ならではですね!社員の「好き」を活かす風土について、実際に働く中などで感じていることはありますか?

    何か企画を出した時に、目線を合わせて聞いてくれて、そして「いいね、やってみよう」と背中を押してくれる上司がいることですね。
    本社でアニメ関連の企画に携わって5年になりますが、この応援の精神が変わらずにあることは、すごく大きくて、全体でも「好き」を肯定しあう文化があると感じてます。

    これはKコスメ・K-POP事業課ならではかもしれないのですが、推しているアーティストのコンサートやライブに行くための休暇が取りやすいことですね。皆さん快く「いってらっしゃい」と送り出してくれます!管理職の方たちが、個々の「好き」を尊重してくれるから、自然とお互いを支え合う風土が生まれています。

    なぜ丸井グループで「好き」を仕事にできるのか

    ご自身の「好き」を仕事にしていくにあたって、丸井グループの「強み」は何だと思いますか?

    丸井グループには多様な業種や領域があるため、異なる「好き」同士が交差して、新しいシナジーが生まれる場面がたくさんあります。これはほかの企業にはなかなかない、大きな強みだと思います。
    かかわる人が増えることでいろんなアイデアの源泉を見つけられるので、そうした情報を組み合わせて、より魅力的でワクワクする形にしていくのが得意な人が多い印象です。

    最近はグループ全体としてお客さまの「好き」を応援する取り組みに注力していますが、社員の「好き」を応援する取り組みも負けていないと思います。どんなにニッチでも、そこに熱量があれば耳を傾けてくれる環境があります。そこが、挑戦を後押ししてくれる大きな力です。

    「好き」を仕事にすることの「責任」と「やりがい」

    あらためて、「自分の『好き』を仕事にすること」について、今どのように感じていますか?

    個人的には、好きなものに囲まれて、それをおすすめしていくようなお仕事をさせていただいているのは、すごくしあわせなことだと思うんです。 ただ、お客さまのしあわせと会社側の利益としてのしあわせ、それぞれを提供し続けるというのは、ものすごい難しいことだなっていうのを同時に感じていて。 その両立を体現できるようになってからが、グループを支えていけるような社員の一人になれるのではないかと感じています 。

    「『好き』を応援する」というのは、誰かの人生を楽しませることで、自分の人生も楽しくなるということだと思います。それを実感しながら働けることが、この「『好き』を応援」の最大の楽しいところであり、僕のやりがいでもあります。

    最後に、就活生のみなさんにメッセージをお願いします!

     就活生の皆さんには、「あまりこだわらなくてもいい」ということを伝えたいです。就活をするにあたって、皆さん自身にもいろんな現実的な条件があると思います。でも、何も考えずに突っ走っていくのも、私は良いと思っています。突き進んだ先に見える目標ってあると思うので、こだわり過ぎず、いろんな情報をキャッチしながら進んでいくのも良いのではないかと思っています。

    最近は丸井グループでも、自分の利益が社会の利益につながるという「利己と利他の一致」について話されていますが、本当にその通りで、このサイクルこそが事業を成長させる大きな力だと思っています。だからこそ、就活生の皆さんにも、「自分の『好き』を誰かのために活かしたい」という熱意を持って、自分の「好き」を信じて挑戦していってほしいです。

    編集後記

    今回の取材を通して、「『好き』を仕事にする」というのは、自分の想いや熱量を信じて行動すること、そしてその想いに共感してくれる人たちとつながりながら広がっていくものなのだと感じました。そして、そんな「好き」を原動力にした取り組みが、本当に誰かの共感を呼び、価値を生み出す、そんな環境が丸井グループにはあるのだと実感しました。
    就職活動では、「自分は何がしたいのかわからない」と悩むことも多いと思います。私もその真っ最中です。だからこそ、自分の中にある「好き」という感情を一つのヒントにして、動いてみることが大事なのかもしれないと感じた取材でした。

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