Well-being
2023.7.21

4割の女性がキャリアを諦める!?女性の健康支援でWell-beingをめざす

近年、女性のライフステージにおける身体の変化や心の不安を緩和する「フェムテック」や「フェムケア」と呼ばれる商品やサービスへの注目が高まっています。海外を中心に市場が拡大してきましたが、ここ数年日本においてもじわじわと盛り上がりを見せています。

目次

    女性の健康課題を解決!拡大するフェムテック・フェムケア市場

    皆さんは「フェムテック」「フェムケア」という言葉をご存じでしょうか?
    どちらも女性が抱える健康問題やライフステージの課題を技術で解決する製品・サービスのことを指しています。近年、女性特有の課題解決に向けた取り組みは社会的なトレンドになっており、急速に注目が集まっています。女性特有の健康課題をアプリやAI(人工知能)といった先進的なテクノロジーを使って解決するフェムテックは、現在、国内の市場規模が600億円程度とされ、新しいビジネスチャンスの領域として注目されています。

    女性ならではの健康課題とは?

    経済産業省が2018年に行った働く女性の健康推進に関する実態調査では、「女性特有の健康課題によって何かを諦めた経験がある」と答えた方は、成人女性の約4割にのぼり、諦めたこととして「昇進」や「管理職への挑戦」などキャリアにかかわることが挙げられました。
    その多くは生理からくる症状や疾病、またPMS(生理前症候群)*が原因とされています。毎月の生理によるパフォーマンス・生産性の低下は74%の女性が感じており、社会的労働損失はなんと年間4911億円と言われています。

    PMS(月経前症候群)* 生理(月経)前に3日から10日の間続く下腹部痛や腰痛などの身体的症状、また「イライラする」「怒りっぽくなる」などの精神的症状のこと

    ほかにも、女性には年代やライフステージによってさまざまな健康課題があり、社会として、企業として女性活躍促進を進めるためには、この健康課題をいかに減らしていけるかが非常に重要なポイントとなります。

    女性社員のWell-beingを応援!

    丸井グループの女性比率は45%と世の中の平均よりも高く、現在約2,000名が活躍しています。2022年に行った社内アンケートでは、「身体の不調を訴える社員の割合」、「年齢とともにパフォーマンスの低下を感じる社員の割合」は男性に比べ女性の方が多く、女性特有の健康課題に対して向き合うことが、「日々の仕事に喜びや楽しみを感じる」Well-beingな組織づくりをめざすうえで必要なことだと認識しています。
    女性特有の健康課題を解決することで、女性社員がよりイキイキと働くことにつながり、上位職をめざしたいと思う方が増えれば、結果として会社全体の活力が高まると考え、丸井グループではさまざまな取り組みを行っています。

    ルナルナオフィスの導入

    現在丸井グループでは、スマホで簡単にオンライン診療とオンライン相談を利用できる、女性の健康課題改善をめざす法人向けプログラムを導入しています。PMS(月経前症候群)改善を目的とした低用量ピル*の処方を会社が全額負担し、これまでに対象社員の1割に当たる109名 の女性社員が利用しています。

    低用量ピル* 卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが配合されている薬で、排卵の抑制だけでなく、子宮内膜の増殖を抑制し女性ホルモンのバランスを一定に整える効果があります。

    ルナルナオフィス サービス概要

    オンラインで婦人科を受診し、生理に関する困りごとを医師に相談。必要に応じて低用量ピルが処方され自宅に届くサービスです。費用はすべて会社負担のため、自己負担はありません。

    ルナルナオフィス 利用者の声

    初めての低用量ピルに不安もありましたが、会社が全額負担してくれることきっかけに試してみようと思い、プログラムに参加しました。長年の悩みであったPMSが改善され、もっと早く始めていれば良かったと思いました。

    オンライン診療は初めて利用しましたが、医師が生理に関する困りごとを親身になって聞いてくれて、低用量ピルに関する不安を取り除いてくれました。自宅に届くシステムも非常に便利で、これなら続けていけそうです。

    産後、月経過多に悩んでいて生理中は長時間の会議などイスを汚してしまわないか不安で、出社を避けていました。低用量ピルを服用するようになってからは、生理による出血量の減少と共にPMSの症状が軽くなったので、生理中のパフォーマンス低下が少なくなりました。

    ルナルナオフィスの導入にあたって、女性の健康課題への理解を深めることを目的に全社員を対象としたセミナーも開催しました。セミナー終了後に実施したアンケートでは、参加者全体で「理解が深まったと思う」と回答したの割合は 91.5%。 ほとんどの方が理解度に変化があったと回答しています。

    セミナー参加者の声

    自分自身が女性なのである程度知識があるつもりでしたが、医学的な視点や進化の過程を知ることで、 理解がより深まりました。(女性)

    生理によりパフォーマンスがここまで落ちるとは知りませんでした。理解したうえでチームビルディングが必要だとあらためて思いました。(男性)

    女性のライフスタイルの変化にともなって、ピルの服用も悪いことではないという気づきになりました。 女性はもちろんですが、男性にも積極的にセミナーに参加してもらい、正しい知見を持ってもらいたいと思いました。(女性)

    フェムケアイベント「Well-being village」を開催

    2023年には有楽町マルイ・上野マルイ・吉祥寺マルイの3店舗で、女性の健康課題にフォーカスしたフェムケアイベント「Well-being village」を開催しました。


    イベントでは、「より良く生きるための新しい発見」をテーマに、女性のウェルネスを切り口にしたWell-beingに関する商品やサービスを集積。お客さま自身のペースで自由に体験いただける場を用意しました。女性を含むすべての人に向けて、女性の健康課題に関する正しい知識との出会いの場を提供することで、心の負担が少しでも軽くなればと考え、有楽町マルイではゲストによるトークイベントなども実施しました。

    ウェルネスブランド「ライフアクティベーション」吉祥寺マルイ

    大豆由来のサプリ「大塚製薬」吉祥寺マルイ

    自社開発した素材 を使用したインナー「TERAX」上野マルイ

    ピルのオンライン診察サービス「スマルナ」有楽町マルイ

    布ナプキンショップ 「SoaLa」有楽町マルイ

    「フェムテック」や「フェムケア」といったキーワードが普及してきたことで、女性特有の健康課題への興味関心が高まってきていると感じました。一方で、そのような健康課題を改善するための商品やサービスはまだまだ知られていないことも多く、これらをお客さまへご紹介し、安心してお使いいただくためのお手伝いをすることで、社会全体へ女性のWell-beingを支援することにつながると考えています。次回、今秋の開催へ向け新たな企画も進行中です!お楽しみに。

    このように、丸井グループでは社内外の取り組みを通じて、女性の健康を支援すると共に、女性だけでなくすべての人がイキイキと活躍できる社会の実現へ向けて、活動を続けてまいります。

    • 【マルイノホンネ #5】女性の活躍
    • 女性がイキイキと活躍できる企業へ向けて、丸井グループの女性管理職の実態に迫りました。
    • https://www.to-mare.com/work/2023/-5.html
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