第5回「Future Accelerator Gateway」 のデモデーを2025年3月3日(月)に開催しました。 このプログラムは将来世代が実現したいビジネスアイデアの事業化をめざすアクセラレータープログラムです。25歳以下の将来世代の皆さんからアイデアを募集し、選ばれた方々と丸井グループ社員がチームを組成。起業家メンターによるメンタリングのもと、約3カ月間アイデアをブラッシュアップし、集大成として事業アイデアを提案するプログラムです。
丸井グループは、将来世代も含めたすべての人の「しあわせ」を拡大するというミッションを実現するために、現世代の利益だけではなく、将来世代の利益も含んだ「世代間をつなぐビジネス」を進めています。そして、ビジネスを通じて持続的な社会、地球環境を実現するためには、将来世代というステークホルダーと共に取り組むことが重要だと考え、さまざまな共創活動を行っています。
「Future Accelerator Gateway」は、丸井グループが掲げるインパクトテーマの1つである「将来世代の未来を共に創る」の具現化をめざし、2020年より開催しています。デジタルネイティブ、サステナビリティネイティブな将来世代の方々との取り組みを通じ、新規事業の創出をめざし、将来世代との共創を加速していきます。
優秀なアイデアには、協業や出資、グループ一体で事業創出を応援する共創チーム(プロジェクトチーム)の発足を検討など、事業化に向けた取り組みを検討していきます。
5回目となる今回は、2024年9月中旬に「あなたが解決したい社会・環境課題と解決策」「丸井グループと一緒に取り組みたい新規事業」という2つのテーマで募集がありました。
その結果、今回は過去最多の68チーム、134名から選抜された、13歳から22歳の将来世代 全8チームがファイナリストに選ばれました。丸井グループ社員16名が参加し、ファイナリストと共に取り組みます。加えて、起業家メンターとしてライフイズテックの水野さま、BASEの鶴岡さま、FABRIC TOKYOの森さまにもご参加いただき、3カ月間アイデアをブラッシュアップしました。
デモデーでは丸井グループ代表取締役社長青井をはじめ、株式会社アミューズの社外取締役を務めている平原さま、株式会社iSGS インベストメントワークス代表取締役 代表パートナーの佐藤さま、当社の執行役員でもあり株式会社グッドパッチ代表取締役社長の土屋さま、投資アドバイザーの宮坂さまが審査員を務めます。
「丸井グループとの協業可能性」「新規性」「事業性」「実現可能性」「社会・環境課題解決性」の5項目をもとに提案内容を審査し、丸井グループとの共創の可能性に対して贈られる「Co-creation賞」、優秀なビジネスアイデアに対して贈られる「アントレプレナー賞」、当日のデモデーを観覧するオーディエンスの投票により贈られる「オーディエンス賞」の3つの賞が決定します。
<結果発表>
Co-creation賞 |
laBONE |
骨に特化したキャラクター"ほねーず"の制作 |
アントレプレナー賞① |
NeuroHealth |
AIによる対話×心理学を活用した高齢者向けのメンタルヘルスケア |
アントレプレナー賞② |
mocoEarth |
環境問題の意識変容を促す啓蒙活動やイベントの企画・α世代向けのプラットフォーム |
オーディエンス賞 |
IMOCO |
日本の紅はるかを利用したさつまいもD2Cブランドを東京・アメリカで展開 |
事業プラン:骨に特化したキャラクター"ほねーず"の制作
<受賞者コメント> 骨の可能性を感じた人は私だけと思っていましたが、メンターの森さんや伴走社員さんも皆、骨に可能性があると言ってくださって、こうやって賞もいただきとてもうれしいです! |
事業プラン:AIによる対話×心理学を活用した高齢者向けのメンタルヘルスケア
<受賞者コメント> このような機会をいただきありがとうございます。メンタルヘルスケアにかかわる負をアカデミアや技術の力で解決していくために、引き続き頑張っていこうと思います! |
事業プラン:環境問題の意識変容を促す啓蒙活動やイベントの企画・α世代向けのプラットフォーム
<受賞者コメント> 今日ここにいたるまでにとても迷った時期もありましたが、皆で力を合わせることですごく良い結果となり、本当にうれしいです! |
事業プラン:日本の紅はるかを利用したさつまいもD2Cブランドを東京・アメリカで展開
<受賞者コメント> 芋を好きじゃない皆さまにもどうにか好きになってほしいという気持ちを込めて、込めて、込めまくり、それが伝わってすごくうれしいです! |
また、今回惜しくも受賞を逃した4チームの皆さまにも、それぞれの魅力的な新規事業をご提案いただきました。
AI VOLT 軍神 未来さん:世界初のデジタルヒューマン*1技術を活用した1on1サービスの提案
*1人間の姿や動作、感情表現をリアルに再現したデジタルコンテンツのこと
UPSTAR 板本 大輝さん・柴田 駿さん:スポーツ選手とサポーターをつなげるプラットフォームアプリ
SQooL 渡邊 眞雪さん・田村 琉さん:ギフテッド特性*2がある子どもと保護者のための伴走支援
*2 知能や感性が生活に困難を感じるほどに豊かである特性を持つ子ども
Play Green 蔭山 朱鷺さん:自然と対話できるアプリと自然を飼うという体験を提供する自立移動デバイスの開発
審査員の皆さまからは、ビジネスモデルや、現状のサービスの課題、伴走した丸井グループ社員に対してファイナリストをリーダーとしてどんなところについていきたいと思ったのか、などの質問がありました。
また、以下のようなコメントもいただきました。
最後に、丸井グループ 代表取締役社長 青井 浩より、かかわるすべての皆さまへの感謝と、今後はこの「Future Accelerator Gateway」を将来世代の皆さまが起業するうえでの登竜門の一つとしてご活用いただきたい、という総評があり、将来世代8チームの熱い想いがぶつかり合う第5回「Future Accelerator Gateway」のデモデーが終了いたしました。