サステナブル
2024.12.14

未来の主役がミライを想う「IMPACT BOOK 将来世代版」を発行

大切なステークホルダーの一つである「将来世代」との取り組みを推進してきた丸井グループ。今回、インパクトを生み出す世の中のさまざまな事例をまとめ、「未来」を考えるきっかけをつくる冊子「IMPACT BOOK 将来世代版」を中高生と共に発刊しました。この冊子の制作に向け、中高生を含めた制作メンバーが社会課題解決に取り組む企業のもとへ実際に取材をした様子をお届けします。

目次

    「IMPACT BOOK 将来世代版」とは

    将来世代に向けて、インパクトを生み出す世の中のさまざまな事例をまとめ、共に未来を考えるきっかけをつくる冊子「IMPACT BOOK 将来世代版」を発行しました。中高生を中心とした若い世代が、社会課題解決につながる取り組みを「自分ごと」として実感し、自分自身の「未来」について考える材料にしてもらうことを目的に制作した冊子となります。

    丸井グループは2023年より、インパクトに関する取り組み状況を記載した「IMPACT BOOK」を発行しています。この「IMPACT BOOK」はこれまで、中身については一定の評価はいただきつつも、将来世代を中心に、内容のわかりにくさや難しさに対する指摘をいただいていました。

    そこで今回、冊子の制作・編集に、中高生の皆さんに「つくり手」としても主体的にかかわっていただきました。現場取材から、「中高生でもわかりやすいものになっているか」といった原稿チェックにいたるまで、将来世代の目線をとことん取り入れた冊子になっています。

    今回、この取り組みに共感してくれた社会課題解決アクションしている企業10社の皆さまにご協力をいただき、冊子が完成しました。

    【掲載にご協力いただいた企業一覧(敬称略・五十音順)】
    (株)UPDATER/(株)雨風太陽/(株)五常・アンド・カンパニー/(株)住友林業/パタゴニア/(株)ヘラルボニー/(株)ライフイズテック/(株)Relie Food/(株)ローカルフードサイクリング/(株)ユーグレナ

    「自分ごと」として実感!3つのテーマ

    将来世代が、社会課題解決に向けた取り組みを「自分ごと」として実感できるよう、丸井グループが掲げる3つのテーマをもとに、中高生が主体となって各企業の取り組みを取材してきました!

    〈3つのインパクト〉

    テーマ1:将来世代の未来を共に創る
    「将来世代がずっと暮らし続けられる、持続可能な地球の未来をつくること」をめざして取り組んでいる話題を集めるため、これからの地球のヒントを街に見に行きました。

    テーマ2:一人ひとりの「しあわせ」を共に創る
    さまざまな人の「好き」や個性、健康、お金の使い方など、個人の自由が認められる社会をめざして取り組んでいる話題を集めるため、街にある人々の「しあわせ」を探しに行きました。

    テーマ3:共創のエコシステムをつくる
    「誰もが輝ける機会を平等に与えられる場づくり」をめざして取り組んでいる話題を集めるため、みんなが活躍する場を掘り起こしました。

     中高生が行く!現場取材の様子をお届け

    「IMPACT BOOK 将来世代版」の制作に向け、中高生を含めた制作メンバーが社会課題解決に取り組む企業のもとへ実際に取材に行ってきました。今回はパタゴニアさま雨風太陽さまの2つの企業への取材の様子をお届けします。

    1.「環境先進企業」であるパタゴニアの店舗に行ってきました!

    〈企業紹介〉

    パタゴニアは1973 年にアメリカで創業したアウトドアブランド。ミッションに「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」を掲げ、地球環境に最大限配慮していることが特長です。

    現場取材に潜入!〉

    パタゴニアの直営店である「パタゴニア 渋谷ストア」で取材させていただきました。
    名刺交換を終え、店内ツアーへ!実際に製品を手に取りながら、オーガニックコットンやリサイクル素材などの環境配慮の取り組みについて解説していただきました。後半は中高生からの質問タイム。店内ツアーでの話の中で気になったことや事前に考えてきた質問をし、一つひとつ丁寧に回答してもらいました。

    取材の最後にブランドロゴのステッカーをいただきました!
    取材を通じて、パタゴニアが「原料」から、「製造」「輸送」「販売」そして「販売後」まで、すべての過程で環境に最大限配慮していることを学び、「モノを長く使い続けること」や「よく考えて本当に必要なものだけを買うこと、大事に扱って長持ちさせること」の大切さを実感する時間となりました。

    2.産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営する雨風太陽のオフィスに潜入!

    〈企業紹介〉

    (株)雨風太陽は東日本大震災をきっかけに生まれ、「都市と地方をかきまぜる」をミッションに、さまざまな事業を展開。つくる人と食べる人をつなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営しています。

    現場取材に潜入!〉

    今回は、渋谷区のオフィスで取材させていただきました。
    一人ひとり自己紹介をして、和気あいあいとした雰囲気で取材がスタートしました。
    雨風太陽のミッションや事業について学んだ後は、各自が事前に考えてきた質問をぶつけるほか、前半のお話で気になったことなどをたっぷりと聞いていきました。

    お土産に、ポケットマルシェでも展開している信州塩尻 つむぐ農園さんのトウモロコシをいただきました!今回の取材の中で、「ポケマルおやこ地方留学」という将来世代への先行投資を行っている事業を学びました。どんな事業でも「地方と都市を結ぶ間に立つ」という軸がぶれないことを知り、その想いの強さを感じることができました。

    ~編集後記~

    この記事を執筆するにあたり、2つの企業さまへの現場取材に同行させていただきました!
    取材での発言から、今の中高生のサステナビリティへの意識の強さに驚きました。特に、今回参加してくれた中高生メンバーは、サステナビリティをより身近に、日常に紐づけて考えることができており、素朴な疑問を自分の言葉で質問している姿が印象的でした。また、パタゴニアさまと雨風太陽さまのそれぞれの取り組みやそこに対する想いも知れて、とても充実した時間となりました。
    今後も引き続き、将来世代との共創の取り組みをレポートしていきます!

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