サステナブル
2020.4.23

再生可能エネルギーの電力を供給する小売電気事業をスタート

気候変動への対応が持続的な社会の実現に向けて重要な課題となる中、丸井グループは「将来の地球・世代と共存する選択肢の提供」につながる具体的なアクションを進めています。今回は、2030年度までにグループの事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーで調達するという目標の実現に向けて、2020年4月1日より新たに開始した小売電気事業の概要と、再生可能エネルギー100%切り替えの進捗についてお伝えします!

目次

    丸井グループが小売電気事業を始めた背景

    丸井グループは、「地球と共存する選択肢」を提供する「グリーン・ビジネス」を、未来に向けた重要なビジネスの一つとして位置づけています。具体的なアクションとして、CO₂などグループ全体の温室効果ガス(GHG)の削減に向けた再生可能エネルギーの導入が挙げられます。
    2018年7月に国際的イニシアチブ「RE100」に加盟し、自社から排出するCO₂のうち約8割が電力使用によるものであることから、2030年度までにグループの事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーで調達するという目標を掲げ、2018年より店舗での再生可能エネルギー利用への切り替えをスタートしました。

    RE100.jpg ただ、目標達成に向けたこれまでの取り組みは小売電気事業者から電力の供給を受けるというもので、持続的な再生可能エネルギーの導入は、供給いただく各事業者に委ねられる状況となっていました。

    4月1日より、自社で小売電気事業をスタート

    このような背景から、丸井グループの総合ビルマネジメント事業会社であるマルイファシリティーズ(※)は、2019年3月に小売電気事業者の立ち上げと需給管理で多数の実績を持つエナリスさまとコンサルティング契約を締結し、小売電気事業者の認可取得や電源元との調達交渉、供給先の選定など、事業開始に向けた検討をともに進めてきました。そして同年9月に小売電気事業者の登録が完了し、電力の直接仕入れが可能となり、ついに2020年4月1日より小売電気事業をスタートしました。

    エナリスさまとは新たに業務委託契約を締結し、再エネ調達計画の策定や日々の需要量の予測などの需給管理業務を委託し、引き続き協業を進めていきます。

    ※マルイファシリティーズについて
    「マルイ」をはじめ、全国の大型商業施設の警備・設備・清掃・フードコートホールオペレーションなどの業務を総合的に運営・管理しています。「お客さまの安全・安心」と「快適な環境」を提供し、ビルマネジメントを通じて「施設価値向上」に貢献しています。
    詳しくはこちらをご覧ください:https://www.marui-facilities.co.jp/

    具体的な取り組み

    2020年4月より、東北地域にある廃棄物発電所「いわて県北クリーンセンター」などから再生可能エネルギー電力を調達し、「新宿マルイ メン」「柏マルイ」「柏モディ」へ供給していきます!

    yubinews-mfa02.jpgいわて県北クリーンセンター

    yubinews-mfa03.jpg新宿マルイ メン


    再生可能エネルギー100%切り替えのロードマップ進捗

    電力各社さまからの調達や、4月からスタートした自社による電力の直接仕入れの実現により、マルイ・モディ各店への再生可能エネルギーへの切り替えが順調に進んでいます!

    yubinews-mfa04.jpgまた、店舗以外にも丸井グループが保有する研修センターなどの施設も、順次再生可能エネルギーへの切り替えを進めています。
    今後も、丸井グループは「しあわせ」な未来に向けたサステナブルな取り組みを推進していきます!

    • 丸井グループ『共創経営レポート2019
    • 丸井グループは統合報告書『共創経営レポート』を毎年発行しています。本レポートの中では、グリーン・ビジネスをはじめとしたサステナビリティの取り組みについてご紹介しています。ぜひご覧ください。
    • https://www.0101maruigroup.co.jp/ir/lib/i-report.html
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